且座喫茶。

人生は冥土までの暇つぶしなら。

揺らぐ

前回のブログにもちらっと書いたけど、年を重ねたせいなのか、確信を持って言い切る事が年々苦手になっている(ような気がする)

そりゃね、仕事ではこんな曖昧な事は言ってられないし、極端な話、犯罪なら○か×しかないわけで、そういった事に対しては当然の事ながら迷いは無いのだけど。

殊私生活、例えば相談を受けてアドバイスを求められる、ツイッターで何を強く言い切る等々、いつの間にかからきし苦手になってしまった。

人間、特に人の気持ちなんて曖昧で、ある時には善と悪を、また別の時には昼と夜を行き来するような、とても揺らぎのある存在だと、今更ながら、そして我が身をもって経験したせいもあって。

嗚呼、人生なんて黒でも白でも無い、100でもゼロでも無い世界で。
どこまでもグレー、そしてどこまでも素数
それこそが人生の真理なんじゃねぇか?と。

うんと昔は50代は人生の荒波乗り越えて、もっとどっしり構えて生きているものだとばかり思ってたんだけどな。
乗り継ぐ電車を間違えてしまったのか、それともまだまだ経験値が足りていないのか。

だから。
嫌われても仕方ないなとハハハと乾いた笑いしか出て来ない。
昔憧れていた、そして君に相応しいだけの「大人」にはなかなかなれそうにもない。