且座喫茶。

人生は冥土までの暇つぶしなら。

松任谷由実 yuming all about surf & snow : special naeba 2023/2/6(セトリ有)


1年ぶりの苗場。

Surf&Snow in Naeba に関しては毎年開催しているから、1年ぶりなのは当たり前っちゃ当たり前なのですが(それにしても逗子開催の懐かしい事よ…夏のライブはやっぱり気持ちが良いのですよね)

昨年の苗場のセトリがあまりにも良かった事、そしてアルバム「深海の街」を引っさげたツアーも良かった事から今年も苗場に行くぞ!と意気込んで来てみたわけですが。

(MC)
1. メドレー
・海を見ていた午後
・恋のスーパーパラシューター
・魔法のくすり
・灼けたアイドル
・避暑地の出来事
・DOWNTOWN BOY
・彼から手をひいて
・Holiday in Acapulco
恋人がサンタクロース
・幸せはあなたへの復讐
トランキライザー
・Miss BROADCAST
・タイムリミット
青春のリグレット
・Nobody Else
・Valentine's RADIO
Sign of the Time
・もう愛は始まらない
・DESTINY
・告白
・Man In the Moon
・輪舞曲(ロンド)
ドラゴンドラのテーマ
・SUGAR TOWN はさよならの町
・オーシャン・ブルー
・ふってあげる
・午前4時の電話
・Bonne année
・何もきかないで
・冷たい雨
・セシルの週末
・Sunny day Holiday
・Age of our innocence
COBALT HOUR
・インカの花嫁
・Woman
・Glory Birdland
・September Blue Moon
・12階のこいびと
・BLIZZARD

(リクエストコーナー)
2. まちぶせ
3. 静かなまぼろし
4. ノーサイド
(リクエストコーナー終わり)

(MC)
5. 真珠のピアス
6.  SATURDAY NIGHT ZOMBIES
7. 愛のWAVE
8. Call me back

(MC)
9. 心ほどいて
10. ロッヂで待つクリスマス
11. サーフ天国、スキー天国
12. 埠頭を渡る風
13. BLIZZARD

(EC)

 1. ミラク
 2. オールマイティ
 3. 14番目の月

(DEC)
 1. 卒業写真

特筆すべきは歴代の苗場オープニングを飾った曲だけを繋げた40曲連続メドレーでしょうか…正味50分弱。
いや、その熱量も話題性(デビュー50周年イヤーですからね)も凄いとは思うのですが、個人的にはメドレーは曲を雑に扱っている気がして今ひとつ好きになれないんですよね。
それが証拠に1コーラスも歌わず1フレーズだけ入れましたという曲も当然ながら入っているわけで、こういうのを聞きたいわけじゃないのに…と思ってしまうのですよ。

いや、苗場に行くようなファンはかなりコアでディープな人が多いし、その時々の想い出を繋げたから走馬灯のように楽しんでね、というプロデューサー(正隆さん)の心意気なのかもしれない。良く解釈すればの話だけど。
だったらツアーでも選曲しないような久々に歌う曲をフルコーラスで歌って欲しかったかなぁ。
「SUGAR TOWN…」とか「何もきかないで」「トランキライザー」あたりはちゃんと聞きたかったし。

もしてもう一つモヤる点が。

リクエストコーナーで客席からリクエストを募って「Saint of Love」という声が上がった時にユーミンが「え?そんな曲あったっけ?」と割と本気で忘れていたようでリクエストをスルーしてしまった事。
そしてその後に「静かなまぼろし」のリクエストに応えた際に「この曲は歌詞もメロディも松竹梅で言ったら松」と強く言い放った事。

うん、薄々気付いてはいたのですが。

多分ミュージシャン(シンガーソングライター)として完成度が高いと自画自賛する曲や演奏していて自分たちが気持ち良くなれる曲は確実にあって、そういう曲がセトリに反映されがちなんだろうなと。

※あ、「静かなまぼろし」は確かに名曲だとは思います。そこだけは誤解無きよう。

ユーミンのように多作ならば尚更なんだろうけど、割と本気で忘れてしまっているのがちょっと悲しくてね。
「Saint of Love」はアルバム「スユアの波」のラストを飾る名曲バラードなのになぁ。

今回個人的に良かったのは「SATURDAY NIGHT ZOMBIES」ぐらいか。
久々にライブで聞けたしバブルの頃(ユーミンはこういう言い方すると嫌がるかも知れないけど)の匂いを上手く表現した曲だと思う。

嗚呼…来年苗場どうしようか…(こう悩みながらも多分行ってしまうんだろうけど)