且座喫茶。

人生は冥土までの暇つぶしなら。

JUJU HALL TOUR 2022 不思議の国のジュジュ苑 ユーミンをめぐる物語@中野サンプラザ(セトリ有)



JUJUである。
寿々でもなければ呪々でもなく、物真似芸人のJOJOでもない(すげー似てるけど)



個人的には単にそこそこ歌の上手い人、というイメージしかなく。
オアシズ大久保さんがいみじくも「JUJUってさぁ雰囲気だけで歌ってるよねー」という名言を残していて心の中で拍手喝采するぐらい同意していたわけですが。

ユーミンのカバーアルバム、しかもアレンジは全て正隆氏が手掛けたと聞いて流石に放っておくわけにはいかず(笑)ほぼ初めてぐらいにJUJUと向き合ってみたのです。

で、その感想。
あー…そういうことか。

ユーミン(というか正隆氏が主導なんだろうけど)はJUJUのボーカルを使ってリアレンジした世界を描きたかったのかと。
ユーミン自身は曲を大胆にリアレンジしてライブで披露する事は無いから(ユーミンブランドの維持という意味では非常に正しいとは思う)その代わりとしてのJUJU。
ユーミンブランド謹製の公式カバーアルバムという扱いか。

そしてアルバム購入特典の先行予約で取ったライブに参戦。

1.光の中へ
2.September Blue Moon
3.影になって
4.街角のペシミスト
5.ダイヤモンドの街角
6.Midnight Train
7.Valentine’s RADIO
8.TUXEDO RAIN
9.一緒に暮らそう
10.ジェラシーという名の悪夢
11.鍵穴
12.TYPHOON
13.12階のこいびと
14.真珠のピアス
15.リフレインが叫んでる
16.DESTINY
17.花紀行
18.かんらん車
19.ダンデライオン
20.守ってあげたい
21.メトロポリスの片隅で
22.卒業写真
23.奇跡を望むなら…
(Encore)
24.花(新曲)
25.A HAPPY NEW YEAR

※赤文字がカバーアルバムから、青文字はJUJUのオリジナル曲

あとここからは心の声を書き綴ります。悪口ではないです。あくまでも心の声ということで(笑)

・演出が正隆さんということもあって軽く寸劇(ストーリーとかコンセプトと呼ぶにはやや稚拙に思えたのでここでは寸劇と書きます)入ったのはご愛敬。

・ステージからそれほど離れていない席で見ていたのですが、美脚を誇るJUJUなのに顔はどこをどう見ても湯川れい子にしか見えなかったです…

・今回のセトリを見て嗚呼と思えた貴方はかなりユーミンのライブを見ている方。そう、ユーミンの通常ツアーのセトリから選曲したような曲が多め。JUJUファンというよりもユーミンファンを意識した選曲。

・一番良かったと思ったのはJUJU自身も一番好きだと言ってた(そして今年の苗場でJUJU自身がリクエストしていた)「ダイヤモンドの街角」。ストリングスとアコギだけのアレンジ。そして何より歌詞が良い。元々の曲の完成度が高いんだけどね。

・そう考えると自身のオリジナル曲をオープニングと最後に持ってきたのは悪手だったような…歌詞が凡庸で本当につまらなく聞こえる。新曲で歌った「花」なんて(え?これコブクロが作った曲ですか?)ぐらい何のひねりもない曲。いいのか?そんな曲リリースして?

・今回のカバーアルバム、決して悪いものではなかったけれど(極端に奇抜なリアレンジは少なくて聞きやすいと思う)明らかに会場が聞き入って盛り上がっていたのは「かんらん車」や「メトロポリスの片隅で」のような原曲に忠実なアレンジだったり。

結論。ユーミンってすげーな(こなみ)