1年振りの苗場。
と昨年も書いたと思ったけど嗚呼このはてブロも1年振りだったか。
いや、昨年から色々とライブには行ってた筈だと思い出してみたものの、夏にコロナに罹患して藤井風を見送ったきりで何も行ってなかった事に我ながらがく然。
今年は色々とライブ参戦を予定しているのでまた地道に書いていこうかなと思う次第。
で1年振りの苗場(しつこい)
今年は災害級の寒波に襲われて新潟もかなりの大雪。
行きの新幹線も遅れ気味だったけど、帰りの新幹線も約2時間遅れの到着とかなり混乱していた。
苗場も相当吹雪いていたしなぁ…こんなに大荒れの苗場も久々に見た気がする。
01. 恋は死んでしまった
02. セシルの週末
03. グレイス・スリックの肖像
(MC1)
04. ベルベット・イースター
05. ひこうき雲
06. 翳りゆく部屋
(MC2)
07. Miss Lonely
08. 時のないホテル
(ここからリクエストコーナー)
09. Valentine's RADIO
10. カンナ8号線
11. 今だけを きみだけを
(リクエストコーナーここまで)
(MC3)
12. 星のクライマー
13. 心ほどいて
14. 夜空でつながっている
15. SHANGRILA をめざせ
16. やさしさに包まれたなら
17. 中央フリーウェイ
(MC4)
18. 離れる日が来るなんて
19. Early Springtime
(MC5)
20. 私のフランソワーズ
21. 14番目の月
(EN)
01. Hello, my friend
02. BLIZZARD
(DEN)
03. GREY
(TEN)
04. 卒業写真
今年のテーマが「PIANO GIRL, THANKS GUYS」。
ピアノの弾き語りをメインにこれまでユーミンのライブに関わった、そしてもう会えなくなってしまったミュージシャンに捧げるセトリ。
選曲もスタッフでアイデアを出し合って決めたとのユーミン自身のコメントもあり。
※セトリにもあった「星のクライマー」は植村直己さんに捧げた曲で今年この曲の歌碑が出来る事からこのテーマになったのかなと推測。
こうして見るとうっすらと死の匂いが漂う選曲多め。
それも「ツバメのように」や「コンパートメント」のような自死ではなく(ユーミンは自死に関しては突き放した視点で歌詞を書いている気がする)その存在(フィジカル)を不可抗力で無くしてしまったメンバーの思慕を感じる選曲。
若くして亡くなられたギターの中川雅也氏や、つい最近だと新川博氏等々…キャリアが長い分、別れも多くなるものなぁ。
そしてこのテーマはダブルアンコールの「GREY」で締められる。
遣る瀬なさを唯々静かに懐かしみ受け止めるユーミンがとても気高く美しい。
正隆さんが苗場のライブでは一番の出来と言ったのも頷ける。
個人的には「Miss Lonely」にやられた感じかなぁ。
「セシルの週末」や「時のないホテル」もそうだけどやっぱりあのアルバムは名曲だらけ(力説)
アルバム全曲とあの世界観を再現したライブを是非今のユーミンでやって欲しいんだよなぁ。
それとライブに直接関係ないけど気になった事が一つ。
苗場という場所だけにコアなファンが集うライブのはず、なんだけど今回は何となく薄い。
薄め、というのはかなりぼやかして書いてるけど、要は関係者(企業)がチケットばら撒きすぎてませんか?という疑問が沸々と。
それが証拠にこの日のリクエストはかなりの人数に曲を挙げてもらったのに(ユーミン言うところの)苗場では選ばれない(メジャーな)曲ばかりで君達本当にファンかな?と思える客層。
例えて言うなら(まぁ想像なのですが)昔某広告代理店でクライアント向けにばら撒いてたチケットでライブを見ていてファンだと名乗っていた層、とでも言えば良いのか(すげー悪口書いてる気がする)
いや、チケットをクライアントに渡すのは別に良いのよ。どの業界でもあるある話だし。
ただ今回はこの手の人が多すぎないか?と。やり過ぎると濃密な苗場の雰囲気が薄くなるんだよなぁ。
(実際には違うけど)FC限定のライブにライトなファンが大量投入されたような違和感。
運営はチケットの配布方法考えないといかんと思いますよ、いやマジで提言します。
※リクエストコーナー3人目の妙齢の女性が苗場35回目のディープなファンの方で、苗場に対する熱い思いを語ってくれたのが唯一の救いだったかな。ユーミンも物凄く感謝しているように見えたので。